精神疾患について考察するブログ

自分が患っている精神疾患を中心に、それらの疾患や患者とどうやって向き合っていけば良いかを考察します

ラミクタールで不眠?

筆者は1か月ほど前からラミクタールを飲み始めています。

 

セカンドオピニオンの結果も踏まえ、双極性障害II型が確定したというにも関わらず、処方される薬は適応障害とだけ言われていたときと変わらなかったため、自分で調べて「飲みたい」とお願いし、やっと処方してもらえました。

ラミクタールの効果について

このラミクタールは気分安定剤に分類される薬で、元々は難治性転換の治療薬として作られた薬ですが、その後双極性障害II型の抑うつ状態に対して効果があると判明しました。抗躁効果はさほど高くないため、双極性障害II型の中でも抑うつ状態が長い傾向にある患者に向いている薬だということです。また、気分安定剤の中では唯一妊娠への影響が少ないことも分かっており、妊婦さんに処方されることもあるそうです。

 

cocoromi-cl.jp

 

筆者の場合、2012年に1年ほど軽躁状態と思われる症状が続きましたが、それ以後は調子のよい日の方がはるかに少なく、基本的には抑うつ状態を示すことが多いため、自分にピッタリの薬だと思いました。

 

ラミクタールの副作用

ラミクタールは基本的に安全性が高い薬だとされています。しかし、副作用がないわけではありません。ラミクタールの副作用で一番怖いのは薬疹であり、その中で最も有名なのは「スティーブンスジョンソン症候群」です。

 

この病気は、体中の皮膚や粘膜がやられ、発熱、粘膜症状(目の充血、口唇びらん、咽頭痛など)、湿疹などの症状がでます。ラミクタールを飲み始めてから2週間~1か月程度で出ることが多いそうです。ラミクタールが発売された当初、この薬の副作用と思われる薬疹で16人もの方が亡くなりましたが、いずれも

 

  1. 投与初期から多量に処方していた
  2. 薬疹が認められてからも服用を続けていた

 

など不適切な投与が行われていたということです。現在は、この薬の副作用や処方ガイドラインが製薬会社などから情報発信されており、その後死亡者は出ていません。

 

ただし、薬疹以外でもラミクタールの副作用は少なからず存在します。自分が処方してもらうときに薬局で貰う説明書には以下のように記されています。

 

めまい、眠気、頭痛、眠れない、不安、震え、怒りっぽい、動きが鈍い、無いものが見える、発疹、吐き気、下痢、貧血、かすみ目、目が充血、目やにが出る、発熱、疲れる、体が痛む など

 

この中で比較的現れることが多いのは眠気や頭痛のようですが、筆者の場合は最近「眠れない(不眠)」の副作用が出ているように思われます。

 

今週の月曜から処方量を25mg→50mgに増やしたのですが、そのタイミングからだんだんと中途覚醒が多くなり、またその程度も悪くなっています。元々ラミクタールを飲み始める前から毎日1回程度は中途覚醒していたのですが、今週は中途覚醒の回数が確実に増えています。

 

今朝に関しては0時頃に就寝したのですが3時くらいに一度覚醒してしまいました。それから起床するまでの間にも3~4回ほど目が覚めてしまい、熟睡感がまったくありません。

 

インターネットで調べてみたところ、5%くらいの人が不眠を訴えることがあるそうでした。

 

薬疹以外の副作用の場合は、体が慣れてきたら治まることもあるようなので様子を見る、という対応をする場合もあるようですが、念のためこれから精神科に行って相談してこようかと思います。

 

【7/21 追記

精神科で相談したところ、夕食後に50mg服用していたのを朝食後に50mg服用に変更して、ひとまず様子を見ることになりました。また何か変化があれば追記しようと思います。